Amazonには「○○さんへのおすすめ」というページがある。思い出すかぎり、かなり初期からあったような気がする。まだAmazonが紙の本しか販売していない頃、「○○さんへのおすすめ」へのリンクはサイトの目立つ場所にあり、よく眺めていた。
本以外の商品が増え、電子書籍やアプリなんかも販売されるようになってサイトが巨大化・複雑化していくうちに「○○さんへのおすすめ」の存在感は小さくなり、見ることも少なくなった。いまこのページを開くには、Amazonの「アカウントサービス」から「おすすめ商品」へと辿る必要がある。
この週末、ふと気になってこのページをチェックしてみた。もう数年は見ていなかったけれど、やっぱり面白い。昔の趣味や読んでいた漫画、はまっていた作家のデータから「これはどうですか?」とおすすめされると、つい懐かしくなってしまう。
たとえば、
さすが、好みをわかってくれてる。
メジャーやスイッチにはまっていたあの頃。ダイモの本体はどこに行ったかな、けっこう便利だったのに…。
ほかにもこの漫画、まだ最終巻出てないんだとか、資格試験の勉強してたな、なんて手帳やブログに書いていないことも思い出した。
ーあなたは忘れても、Amazonは覚えてますよ
少し大げさに書いてしまったけど、すべて覚えていてくれるのは貴重かもしれない。なにせ「アカウントサービス」の「注文履歴」では、過去のすべての注文を表示できる(その時の住所までデータが残っている)。最初の注文は2000年か…。
これからも趣味や嗜好、生活は変わり、自分はどんどん忘れていくだろうけど、購入データは残る。20年後も楽しみだな。
追記|注文履歴を見ると、初めてAmazonで購入した本のうちの1冊は『イミダス』だった。書店で買うととにかく重たかった。『現代用語の基礎知識』や『イミダス』といったジャンルの本を買ったのはそれが最後だったと思う。Wikipediaが公開された年を調べたら、ちょうどその翌年だった。