心の奥から「あ゛ー!」が出た日

とある入学試験の面接の話。こちらが完全に着席する寸前、「●●さんねー、筆記試験のとき名前書いた?書いてないでしょ?消去法であなたしかいないのよ」と言われました。

 

はい、試合開始のゴングがなる前にKO(自業自得)。心の中で頭を抱え、ひたすら謝りました。いや、ちょっとだけ言い訳もしたか。「解答用紙がわかりにくかった」って、今思えばしっかり火に油を注ぎましたね。その後の面接の内容は一粒も記憶にありません。

 

今週のお題「試験の思い出」

 

少人数での試験だったからか、筆記試験のあとすぐに採点が行われていたようです。筆記試験の受験者と記名した人の照合が行われてバレたという次第。面接冒頭の衝撃、家に帰る道中の気分、玄関で親に伝えた時の気まずい雰囲気、お風呂でガチ凹みして「あ゛ー!」という声ともいえない何かが出た瞬間はしっかり覚えています。

 

子どもの頃に「絶対忘れたらダメ!」と何度も言われ、でもそのたびに「大切なテストで名前なんて書き忘れるわけないじゃん!」と思っていた自分。「まさかここでやらかすのか?」という、いまも自分をそこまで信じていない、なんならまず自分を疑ってかかる、というスタンスのきっかけの一つのような気がします(まだあるんかいっ!)。

 

その集大成として、「こういうことをなくそう!」ではなく、自分が「何をやらかすかわからない」から「対処できるようにしておこう」という思考回路になっていったのは、いま思えば「やばかったな」と思います(苦笑)。開き直りにもプロ化が進んできた昨今、そろそろ気を引き締めておきたいところです。またあの「あ゛ー!」は出したくないですからね。

 

まあともかく、それ以降の試験では重要度に関係なく、名前の記入、ほかレギュレーションの確認には細心の注意を払うようになりました。それでも、何をどうやってもあの試験をやり直すことはできません。

 

試験を受ける皆さん、まずは解答用紙に名前を書きましょうね!

 

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