今週のお題「買ってよかった2021」。
2021年もいろいろ買いました。良かったものもたくさんあって、個別に紹介したい気持ちはいっぱい。その中から何を書こうかと悩んでいましたが、ここは人生で初めて買った「あれ」について触れようと思います。
昨年、自分が人生で初めて買ったのは「株」。興味はあったのに、長らく手を出せていなかったことを今は悔やんでいます。その反動もあってか、日本株以外にも、米国株や投資信託、ロボ運用商品等を購入しました（←いきなり冒険しすぎです）。
初めてのことなので金額はほどほどに。そのぶんリターンも大きくはないのですが、初の配当金を受け取った日は、「本業以外の収入」ができたことに感動してスキップ♪してしまいました。当初は株価の動きにも一喜一憂し、楽しいけど興奮しすぎて疲労困憊という状態も経験しました。小さな成功や失敗を経験して（まだ失敗も多いのです）、少しずつ自分なりの向き合い方を掴みかけているかな、いやまだまだだなという2022年の年初めです。
ちなみに最初は「資産が減ってしまうのは困るけど、世界のどこかの国の経済は好調なのでは？それに乗れば良くない？（すべての経済が落ち込んだ場合は復活する）」という考えでスタートしました。苦笑いしてしまうほど甘い考え！
経済・市場・投資・通貨のすべてがちゃんとわかってから始める、というスタンスもありますが、自分はそれだと永遠に始められなかったと思います。買ってみて「良かった」と思うのは、投資って実際に口座を開き、売買することで「わかる」「はやく理解できる」類のものだと気付いた点。もちろんまだ知識も経験も足りないので学びつつ、今年も少しずつ投資割合を増やしていこうと思っています。
投資を始めたことによる収入以外の副次的な「良かった」「気付いた」ポイントもいくつかありました。
・世界のニュース、経済ニュースが「自分ごと」になります。ニュースや新聞をチェックするのがより楽しく、もっと調べたくなる。ただし、詳しくなったからといって必ず投資で成功するとも限らないのが難しいところ。「知らないよりまし」くらいだと思っています。
・経済の専門家が言うことは気象予報士よりも確実に適当ということがわかりました（いつかのブログにも書いた気が）。専門家でさえそうなので、ネットの情報とも慎重に付き合う必要がありそうです。
・本業外の収入の存在による謎の心境の変化。どういうものか自分の中で解明できていないのですが、悪いほうではなく、良いほうの変化です。心の余裕とまでは言えないけど、シンプルに言うと「給料だけが自分の収入じゃないんだぜ！」的な？（あまりに小さい笑） 誰に向かって言いたいのか、謎です。
・これまでの知識がほんの一欠片だったことに気付かされました。物事を見る、考える時の「軸」が増えた気がします。悪い点は、経済が一番というわけではないのですが、社会の動きを見て、「結局株価なんだ…」「」というふうに思ってしまうこと（特に今の政権ですね）。
・少株主でも、株主の気持ちが多少は理解できます。株主になるとやはりその企業を応援し、商品も買いたくなります。そして、意外とその影響は大きいのではと思い始めました。特に国産車…。
・時差ってつらい＆サマータイム大歓迎という発見。米国株の売買にはどうしても時差を考慮する必要があります。通常は23時半から、サマータイム期間は22時半からスタートです。早寝早起き生活からは遠ざかります。米国株をメインにするなら移住も考えるよね（どっちもしませんが）、と妙に納得できました。
・自分の性格と思考の癖を改めて実感しました。ギャンブルではないので、注意しておきたいと思っています。興味を持った株を調べ、合理的に判断して行動できれば良いのですが、時に感情や思考の癖に左右されてしまうんですよね。いつか大きな失敗をしないよう、もっと冷静沈着にいたいものです。
・最後に、今年だけのポイントをひとつ。いま株を持っていると、東証の市場区分再編（2022年4月）に立ち会うことができます。というのも、「東証第一部・第二部」「マザーズ」「JASDAQ」が、4月4日からは「プライム」「スタンダード」「グロース」という3つの市場区分に再編されるんです。株をやらない方でもよく知っている「東証一部」というブランドはなくなります。そこにあった銘柄すべてが自動的に「プライム」に移行されるわけではなさそうです（詳細は下記参照）。東証一部からスタンダードにいく企業もあれば、マザーズやジャスダックから一気にプライムにいく企業も出てくるかもしれません。素人からすると、「いったいどうなるの？」という稀有なタイミングを自分の所有する株で体験できるんです。「いま」と書いたのは、その市場区分の結果が来週（1月11日）には発表される予定だから。ドキドキ、キョロキョロしながら、何かとんでもない見落としをしていないか心配もしています。
いろいろと書き出してみると、ポジティブな面ばかりではないです。ただ、やっぱり「自分が知らない広大な世界が（こんなに身近に）あった！」ことに気付いたこと。それがとっても大きな意味を持つ2021年のお買いものでした。プライスレス（授業料は高め…笑）。
